オプトメトリストの時間

EYECARE, VISIONCARE, LOVE & CARE・・・

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本の文字のチカチカはある?

今でも地方のホテルや旅館に泊まると、けっこう映りの悪いブラウン管のテレビに遭遇します。

それに比べ、最近のテレビは液晶が主流で、故障も少なく、一昔前のブラウン管のテレビのように、古くなって画像が揺れたりチカチカしたりするようなことはないみたいですね。


だから、若い人にはこういった例え話はあまりピンとこないかもしれませんが・・。


ビジョンの問題には色々ありますが、ピント合わせや、両目のチームワークの問題があると、色々な症状が起こります。

例えば本を読んでいるとき;

文字が途中でぼけてきたり
文字が動いて見えたり
二重に見えたり

blur


などなど・・・
ちょうど一昔前のブラウン管テレビが「そろそろ買い換え時だよ」と教えてくれている時みたいに・・・。

そんな乱れた映像を見ていて、テレビが楽しめますか?

あるいは内容を把握できますか?

難しいですよね。


ピント合わせや、両目のチームワークの問題をもった子どもが本を読もうとするとき、文字がそんなふうに見えていることがあるんです。


当然、本の内容を理解するのは難しくなるはず。
あるいは、「もう本は好きじゃない」ということになるかも。

でも子どもは、他の子もそんな見え方をしているんだと思い込み、特に異常として訴えません。


こんな子どもの視力が1.2であれば、周囲も「ちゃんと見えてるのだから」って問題に気づかない。
本が読めないのは「きっとこの子は集中力がないんだ」「あまり賢くないのでは」なんてひどいことを言われたりして・・・。


視力測定だけでは、何もわからないんだってことを、知って欲しいですね。






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子どものビジョン |

ちゃんとボールは見えているか?

オプトメトリストのドクター・ウイリアム・ハリソンは、70年代から大リーグのカンザスシティ・ロイヤルズのビジョントレーニングを担当し、あのジョージ・ブレット選手の目を‘育てました’。

その後もバリー・ボンズ選手など、多くの著名なメジャー選手のビジョンケアに関わってきた人です。


でも、ドクター曰く「スポーツビジョンはトレーニングばかりじゃないんだよ。実はトレーニング同様、とても重要な項目があるんだよ」

「選手がちゃんと合っていない度数のメガネやコンタクトレンズを装用していたり、サングラスの色や濃さがその競技に適していなかったり、また、レーシック(視力矯正手術)のあとに、まだ矯正されるべき度数が残っていたりすることが結構あるんだ」


最近では、アトランタ・ブレーブスの外野手マット・ディアズ選手のコンタクトレンズを彼が調整し直し、その結果生まれた鋭い立体視により、良い成績をおさめたといいます。


私も彼とまったく同意見です。

スポーツ選手の中には;

・結構強めの近視のコンタクトレンズや、その他間違った度数のものを装用していたり

・レーシック手術をやって視力は良くなったものの、近視から遠視になってしまったり

・手術の結果、左右の度数に大きな差ができてしまったり

というようなケースを見ます。

結果として、目が疲れやすくなったり、途中でモノがぼけてきたり、微妙な距離感を読めなくなっていたりするんです。


「こういったケースでは視覚情報の効率が悪くなり、速いボールがより速く見えてしまうんだ」
「正確な度数を測定し、本当に目にあったコンタクトレンズやサングラスを調整する基本的ビジョンケアが、視覚情報能力にとても大きな影響を与えるんだ」


ほんとその通りです!


「そうすれば、情報処理が速く効率が良くなり、ボールはスローモーションのように見えてくるんだよ!」


ありえます!



スポーツビジョン |

違いがわかる?

アトリビュートとは、モノの「特性、属性」などというような意味です。

この5才の女の子が取り組んでいるのが「アトリビュート・ブロック」によるビジョントレーニング。

アトリビュート・ブロックは、発達オプトメトリストの定番トレーニングツールです。

最初は「色」で分類してみます。赤、青、黄の3つに分けます。

att


次は「かたち」で分類してみます。正方形、長方形、丸、三角、六角形の5つに分けます。


att2


次は・・・と、各ピースの特性を考えながら、色々な分類作業をします。


こういった同一性(sameness)を観察したら、今度は違い(difference)についても観察します。

だんだん複雑にしながら続けていき、世の中のモノの共通点や相違点について認識する基礎をつくり、さらに論理的に思考する力も育てます。


ビジョントレーニングは眼球だけのトレーニングではないんです。

眼球は、人の「見る」に関わるほんの一部。

私たちはからだ中の感覚を使って「見てる」んです。


目を素早く動かすことばかりでなく、子どもが正確にものを認識して、論理的に解釈できるように指導していくのも、ビジョントレーニングの役目です。




テーマ:入園・入学準備 - ジャンル:育児

ビジョントレーニング |

出版記念パーティー

45歳の最高齢記録でG1優勝を果たした、競輪界の大スターだった松本整さん。

彼の出版記念パーティーが、昨晩、東京は青山でありましたのでお祝いに行ってきました。

party


初めての執筆となった本は「勝負に強い人がやっていること」~ここぞという時に結果を出す考え方・行動の仕方。

matsumoto


現役中の彼は、競輪界のシステムに疑問を抱き、何度も苦言を呈してきました。
ほされるんじゃないかと周囲が心配したほど。

最高齢記録を打ち立てるなど土俵際の強さを見せ、文字通り「勝負強さ」がにじみ出てる感じの人ですが、話すときさくで、結構ひょうきんな面もある人。

現在は自分のアスレチックジム(クラブコング)の経営や順天堂大学での運動生理学の研究なんかに活発に活動されています。


私と彼の接点は、彼の現役中、京都から熱心にビジョントレーニングに通ってくれていたから。
今ではクラブコングでもスープリームビジョンを置いて、会員さんにビジョンの指導をしています。


ちなみに、この会の代表発起人は、テレビでよく拝見するスポーツコメンテイターの二宮清純氏。
二宮氏と、こちらも経済関連のニュースなんかでお馴染みの木村剛氏のおふたりと名刺交換させていただきました。

少し早めに失礼して、おしゃれなブティックや美容院が立ち並ぶ南青山の裏道を抜け、表参道から地下鉄で銀座へ。そして東京駅へ。

aoyama


最終の、新しいN700系のぞみ号に乗って帰ってきました。
速すぎて、携帯のカメラではうまく写りませんでしたが。
でも、内装は期待したほどでもなかったような・・・。

700



ビジョン |

指先を動かす知恵

写真は、昨日のブログでご紹介した男の子がトレーニングに使っている、アメリカはシカゴのウエイン・エンジニアリング製作の「ディレクショナル・シークエンサー」という代物です。

これは30年以上前に作られた「ラ・バージ・エレクトロ・セラピスト」という、子どものビジョントレーニングを得意とするオプトメトリストにとって定番的機械であったものの復刻+拡張版。

Wayne


視覚認識運動-簡単に言えば、目で見て、その情報の位置を知り、そこへ指先を正確に運ぶ-トレーニングの機械。

ボタンの光る順番やパターン、音、リズム、速さなど、さまざまに変化できるので、左右の感覚、リズム、目と手の協調性、俊敏性、順序、記憶力、パターン認識、眼球運動などを鍛えます。


男の子は脳の麻痺のため、指先が自由に使えないでいますが、この機械によってずいぶん進歩しました。

昨日のブログでも書きましたが、トレーニングを繰り返すことにより、指先を動かす「知恵」を身につけるのです。

「麻痺してるからもう動かないんだ」と、最初から決めつけるべきではないと思います。



ビジョントレーニング |

からだを動かす知恵

この男の子は月に2回、ビジョントレーニングのために県外から高速道路を走って来てくれています。

彼には生まれつき、やや脳の麻痺があり、からだの部分部分をうまくコントロールできないところがあります。

目の動きも同様です。


すると視線が定まらないために、本を読んでいて文字を飛ばしたりすることから始まり、その他色々なことの「理解力」「現状把握力」「編集力」に影響が出ます。

masden02


写真は、天井から吊したゴムのボール(マースデンボールといいます)を揺らしながら、それを交互に左右の肘で当てるトレーニングです。

視線でボールの行方を正確に追いながら、苦手な腕の動きをそれに合わせようとする。
目がボールの軌道を計算し、腕や肩の筋肉をリードするトレーニングです。

masden01


もちろん目の動き以外にも、彼には視覚認知のトレーニングもしていますが、トレーニングをしていて感じることは、彼が知能的にまったく劣っていないことです。

でも、残念ながらそう見ていない人は、学校の先生も含めて彼の周りには何人か居るようです。


親御さんはそれを理解していて、また、ここでのトレーニングの効果も喜んでいただいています。


仮に、脳の問題があったとしても、こうしてひとつひとつ自分のからだの動かし方、ものの見方を学べるようなトレーニングを繰り返すことにより、子どもは新しい「知恵」を身につけることが可能です。

そういった「知恵」の集合が、彼の本来の知能の働きを促進させるのです。





ビジョントレーニング |

タイミングを読む目

視力はふつうにあっても、ふたつの目の協調性がかんばしくないと、つまり両目のチームワークがあまりよろしくないと、「立体視」に問題が出たりします。

つまり立体的に見る力;空間の奥行きや距離感といったものが、あまりうまく得られないことがあるわけです。

でも、両目のチームワークの不良が起こす問題は、こういった物理的な「距離」だけではないことを知っておいて欲しいのです。


私たちは、日常の様々な場面で「タイミング」を読むことをしますね。

車の運転で、高速や大通りなどの本線に進入していくとき。
子どもが跳び箱に手をついて跳んだり、大縄跳びに入るとき。
人混みの中を、ぶつからないように歩いていくとき。
階段を降りていくとき。エスカレーターを降りるときの1歩目。
そして・・・人とのコミュケーションでの距離「感」。

などなど、など・・・たくさんあります。


こういった場面では、どのタイミングで事を実行すべきか感覚的に「読む」必要があり、それには、健全な両目のチームワークが基礎となって生まれるビジョンの力が大きく関与するのです。

目は単にはっきり見る仕事だけをしているのではなく、あなたの行動の統制をとっているんですよ。



両眼視 |

寄り目できますか?

寄り目ってできますか?

実は、うまくできる人と、けっこう下手な人がいるんです。
これにはかなりの個人差があるというわけ。


「そんなの簡単だよ」と言いながら、確かに両目は寄っていくものの、すごいしかめっ面で額に汗かきながら達成する人。

とりあえず最初は寄りはじめるのだけれど、あと少しのところで片目がひゅーっと元へもどってしまう人。
あるいは、両目とも一緒にひゅーっと元へもどってしまう人。

思いっきり顎を上げて、自分の鼻を‘親の仇’とばかりににらみつけ、目を寄せようとする人。

ふたつの目がまったく寄っていく気配さえない人。

これらはすべて100点合格の寄り目ではありません。

でも、こういった人たちのほとんどは、両目の使い方が下手なだけで、もちろん病気というわけではないんです。


下手ならば、練習すればいい。ちょうど、「毛筆教室」で筆の扱いを習うように・・・。

少し簡素化しすぎた表現化かもしれませんが、ビジョントレーニングとはそういうことなのです。繰り返し練習し、ふたつの目を使う感覚を磨き、器用にコントロールできるようにするのです。

もちろん、滑らかで、苦なくできる寄り目だけでなく、それを元に戻す方もちゃんとトレーニングします。つまり寄ったり戻したりを、鼻歌でも歌いながら繰り返しできるようにするのです。

しかも真正面ばかりでなく、視野の中、視線のあらゆる角度で達成できるようにします。

さらに、そこに動きやバランスを加えることもあります。


どうです、ビジョントレーニングっておもしろそうでしょ?



両眼視 |

ふたつの目のチームワークの問題

私たちにはふたつ目があることにより、生活する上でたくさんのメリットが生まれます。

視野が広くなったり、視力が向上したり(実は希に逆の場合もあるのですが)、そして何と言っても「奥行き認識力」、つまり「立体視」です。

私たちを取り巻く空間をダイナミックに捕らえることができ、私たちのからだの動きや行動にまで影響します。

ところが・・・、このひとつの目標にふたつの視線を同時に合わせなくてはならないということには、難しさも伴うんです。


ひとつの目には合計6つの筋肉(外眼筋)がついており、片眼の動きだけをとっても十分微妙で繊細です。
EOM

目の動きは指先の動きよりもデリケートだと言われるくらいで、両目一緒となると、さらにデリケートになります。


眼科で「斜視」とは診断されない、‘健康’な目であっても、ふたつの眼がうまく連動せず、チームワークが不安定であるために、さまざまな問題を引き起こしている目があることをむしろ知ってください。

こういった目では、その問題自体に本人が気づいていないこともありますし、また気づいていてもまさか目のせいだとは思っていないのです。

残念ながら、オプトメトリー制度のない日本では、こういった目で悩んでいる人がたくさん居るんですよ・・・。



両眼視 |

加齢と目

AOA offers resources about baby boomers for Save your Vision Month

ベビーブーマー向けのSave Your Vision キャンペーン

boomer


戦後1947~1949年生まれを日本では「団塊の世代」と呼び、その数は厚生労働省の統計でおよそ800万人とされているそうです。

アメリカにも同じような現象があり、1946~1964年生まれを「ベビーブーマー」と呼んでることはご存知だと思います。

2006年AOA(米国オプトメトリー協会)は、ベビーブーマーのうち約280万人が60歳になるという事実をから、加齢による眼の病気に警告を発するべく、毎年一回の目の検査の重要性を訴えるキャンペーンをおこなったのです。

AOAのドクター・リチャード・エドロウは;

「このキャンペーンは加齢による眼の病気への認識を高めるためにおこなう。

加齢による眼の疾患の多くは症状なしでやってくる。例えば開放隅角緑内障など全く痛みも症状もなく進行する。従って、定期的な検査は非常に重要だ」と言います。

「緑内障に10年間気づかずにいたある患者さんは、現在車を運転することすらできない。もし早期発見できていたら、そんな目にあうこともなかったのに・・・」とも続けました。

今回のキャンペーンでは次のことが記されています;

◎ 40歳から60歳までは1年おきに、60歳からは毎年、視力だけでなく眼底、眼圧、視野検査などを含めた検査をうけることを推奨。

◎ 眼の検査から、糖尿病や高血圧などのからだ全体に及ぶ病気さえも発見できるので、オプトメトリストは、老人性黄斑部疾患、白内障、糖尿病性網膜症、緑内障などの眼の疾患を見つけ、他のドクターとの連携により治療していくことができる。

◎ 通常のメガネやコンタクトレンズ、薬、手術といった手法を使っても、もはや良好な視力が得られない「ロービジョン」というカテゴリーに入る人口はアメリカで1650万人と言われ、ほとんどが60歳以上。
オプトメトリストはこういったロービジョンの患者さんに対してさまざまなケアや器具の処方をおこなう。




ビジョン |

ようこそ!

ようこそ「オプトメトリストの時間」へ。

2カ月半ほど、エキサイトさんでお世話になったのですが、この度FC2さんの方へとブログを引っ越しすることにしました。

エキサイトさん、ありがとうござました。

実は「不立文字ブログ」の名前も、やや意味が堅かったようで、変更します。

内容は今まで通り、目に関する様々な情報や、その他とりとめないブログ日記となりますが、何卒よろしくお願いいたします。


ビジョン |

母校の卒業式

私の卒業した南カリフォルニア・カレッジ・オブ・オプトメトリーから、Alumniscope、つまり卒業生向けの冊子が毎年何号か送られてきます。


写真は最新のもの。

卒業


今回の表紙は6月におこなわれた、2007年度の卒業式の模様(アメリカは、秋に新学期が始まって夏に終わります)。

ドクター・オブ・オプトメトリーとなった97名の卒業生のうちの、ひとりの美形の卒業生の肩に、校長が手を置いているところのようです。


ちなみに私は1983年度の卒業生。 ふるっ!
私が在学中、女性は全体の1割程度でしたが、今はかなり女性の比率が高くなっているのが、アメリカでのオプトメトリーの傾向のようです。

オプトメトリストの仕事は、医師ほどのストレスもないし、社会的な地位も収入も高く、子どもを扱うことも多いのが、年々女性の人気が高くなってきている理由なのかも。


でも、私のときにも美人の同級生はいましたが、こんな美人はいたかなあ・・・?

下の写真は24年前の私の写真です。

貴雄


これは卒業式の前に、事前にマントをはおって撮ったもの。
カメラマンが「スマイル、スマイル」と強要するので、こんなキモイ笑顔になってしまいました。

変なものを見せてスミマセン!




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