オプトメトリストの時間

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ある眼科先生の見解

数週間前、「週間文春」に載った記事です。

梶田眼科病院の梶田先生という方が書かれた記事。

↓クリックしてください。
enshi


少なくとも眼科医で

遠視に関してこういった見解をもっていらっしゃる方は珍しいと思います。


私は梶田先生のおっしゃっていることとまったく同意見ですし

そういう考えで、今まで子どもはもちろん若い人のメガネを作ってきました。

これはオプトメトリスト的な考えだと思います。

後半の近視手術に関することも、まさに「同感です!」



さらに「軽度から中程度の遠視は見過ごされている」

そのとおりです、遠視の検査は簡単そうで難しく、メガネ屋さんでもよく見逃されます。

若い人や子どもの目では特にそうです。


「視力がよくて集中力がない子どもは遠視の検査を試みるべきです」

もちろん集中力がない子どもが皆遠視とはいえませんが、これも正しいと思います。

遠視はときに「落ち着きのない子」をつくります。

見えていれば遠視でもメガネはいらない!とは言えないのです。


ただしはっきり言って

梶田先生のおっしゃる「屈折や調節に詳しい眼科」を見つけることは

容易ではないと思うのですが・・・。



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遠 視 |

実はよくある話なんです。

今日もそんな子どもさん検査に来ました。


「小学校のころから

毎年学校の視力検査でCやDという結果をもらってきました」と

お母さん。

お医者さんで測っても、はっきりせず

「心因性じゃないか・・・」とまで言われたそうです。

なるほど、確かに心のストレスが視力に影響することはあります。


私が測ったところ、両目とも1.2ありました。

よく見えてます。

でも遠視があったんです。

お母さんは「えっ、そんなこと言われたことない・・・」

本人曰く「授業中、手元から黒板へ目を移すと、しばらく黒板の文字が見えなくなる・・・」

これはピント合わせの柔軟性が低いことが疑われます。

さらにそういった目では軽い遠視でも視力の邪魔をする。


若い人の、さほど強くない遠視を正確に測定するのはある程度技術が要ります。

またこういった目は学校のオートメーション的な視力測定では

CやDの検査結果となってしまうこともよくあります。


軽い遠視でも勉強用のメガネを掛けていただくことをお勧めしました。

普段はなしでもよいでしょう。

さらにピント合わせのトレーニングを始めます。


たいした問題でなかったのでよかったです

こういうケースは意外に多いんです。

残念ながらあまり認識されていませんが。


しかしながら、しっかり検査もしないで「心因性・・・」っていうのは

結構失礼な話ですね・・・。


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遠 視 |

誰に遠視のメガネ作ってもらうの?

視力が良くて今までメガネなんか掛けたことなかった人が、30才後半になって手元が見にくくなったり、コンピューターなどの仕事に伴う眼精疲労や頭痛が出てきた場合、有力な原因として「遠視」が疑われます。


遠視の人は遠くがよく見えてとても都合がよい。

と、考えられていますが、それはそのウラで毛様体筋が水晶体を一所懸命コントロールしているから。

つまり、遠視の目の場合、ものをはっきり見ようとするときはいつも、目のウラでの「頑張り」が支えとなっているのです。

でも頑張りにも限りがあります。


特に40才近くになると毛様体筋の力、つまりピント合わせの力が衰えてくるため、遠視の分をカバーするのが精一杯。

手元の細かい文字にピントを合わせる分なんてとても負担が大きすぎて‘しんどく’なる。


すると、「老眼」でもないのに近くの文字が見にくくなったり、あるいは目が疲れる、さらに頭痛まで起こる。 ことがある。


遠視のメガネを掛ければ、かなり楽になりますよ。


ただし、遠視の目の検査は簡単そうで難しい。


いくら衰えたピント合わせの力だといっても、これが検眼中邪魔をするからやっかい。

検査する人の腕前によっては、本当の遠視を見つけることができないこともあります。

要は、検査する人が遠視の目の‘クセ’をちゃんと知っているかなんです。


眼科やメガネ屋なら、検査はどこでも大丈夫。と、いうわけでもないんですよ、残念ながらこれが‥。




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遠 視 |

子どもの手元用メガネ

メガネ


遠視の子どもがものをはっきり見ようとすると、目の中で何が起こっているのかと言えば?
一番に考慮すべき点、それはピント合わせですね。
それも、遠視でない目に比べ、余分にしなくてはならない。

でも、多くの遠視の子どもはそれを達成できてしまう;
ピント合わせの力 > 遠視の度数 → はっきり見える!
だからですね。

よほど遠視が強くない限り;
ピント合わせの力 < 遠視の度数 → 見にくい!ボケる! 
とはならない。

では、遠視の子どもが本を読んだり、勉強したりと、手元をはっきり見ようとすると、何が起こるのでしょう?
さらに、もっとピント合わせしなくてはならない。そして、それを維持しなくてはならない。

場合によっては;
ピント合わせの力 ≦ 遠視の度数 + 手元のピント合わせ → ぎりぎりなんとか見える
ということになるケースも。

つまり、遠視の子どもが本を読みながら、ピント合わせをがんばりつづけると、目に負担(ストレス)が強いられるわけです。
とりあえず最初ははっきり見えていても、やがて非常に目が疲れてきたり、眠気が出たり、集中力の欠如へとつながりイライラを引き起こすことさえあるんです。また、視力も不安定になることに。でも日本では子どもの「近方視力」を測ることはまずないし・・。

もちろん、遠視の度合いや、姿勢、照明、時間によってもまちまちで、遠視の子どもがすべてそうなるというわけではありません。

しかし、子どもが快適に勉強や読書に集中できるよう考慮すべきであり、場合によっては、手元用(読書用)のメガネを装用させることを、オプトメトリストとして強くお奨めする次第です。


遠 視 |

子どもは手元がちゃんと見えてる?

学校の視力検査ではいったい何がわかるのでしょう?

子どもの目が、いかにはっきりものを見ることができるかということを調べるわけです。それを5メートルという検査距離において測ります。

これを「遠方視力」と呼びます。
「遠方」がいつも5メートルとは限りませんが、便宜上5メートルという測定距離を使います。
子どもが教室のどこに座ろうと、黒板の文字がはっきり見えること、また、交差点を渡ったり、キャッチボールをしたりと、遠くのものをはっきり見るための視力です。

でも、彼らが目を使う上で、もっと重要な距離があるはずです。それは手元30cmからせいぜい40~50cmくらいの距離です。本を読んだり、文字を書いたりと、勉強に集中し、知識を吸収するための距離です。
子どものうちは、この手元における視力の方がむしろ重要なんです。
これを「近方視力」と呼びます。

残念ながら日本では学校の視力検査で「近方視力」はまず測定しません。何故なら、子どもは、遠方視力が良ければ、近方視力も良いにきまっていると考えられているからです。

果たして本当にそうでしょうか?

子どもはピント合わせ力(量)が豊富だから、当然手元の文字へゆったりとピント合わせができる。そう考えられています。
その上、遠くから近く、近くから遠くへと、容易にピント合わせの切り替えができる。これがあたりまえのことと考えられているんです。

しかし実際には、教科書の文字が途中でボケてきたり、黒板写しが下手だったりという、ピント合わせの柔軟性を欠く目を持った子どもたくさん居るのです。

学ぶ上で結構負担になっているのに、誰も気づいてあげていない。

さらに、こういった子どもたちには遠視の目の子も居て、その問題を増幅させるていることもあるのです。



遠 視 |

柔軟性に欠ける目 

1996年4月のことですから、ずいぶん前の話しです。

プロ野球横浜ベイスターズでピッチャーとして活躍した野村弘樹さん(写真)が、26歳の現役のとき、こんな相談を持ちかけてきたのです。

試合の前半まではいいピッチングできるのですが、後半になるにつれて目に疲労をおぼえ視力が落ち、キャッチャーのサインは見にくくなるし、集中を保てなくなるという。
眼科の先生に診てもらったのですが、目の病気ではないとのこと。

私の検査では、まず、彼には中程度の遠視がありました。でも、
当時26才の彼の眼の状態からいうと;

ピント合わせの力 > 遠視の度数 → はっきり見える! のはず。

現実に、普段は問題なく見えていたのです。

でも、もうひとつ、彼のピント合わせに「柔軟性の問題」があったのです。

オプトメトリーの検査には、ピント合わせをおこなったり(緊張)ゆるめたり(弛緩)の繰り返しを、素早くできるかチェックする項目があります。野村さんの目のピント合わせのサイクルは、残念ながらかぎりなく遅かった。

このように、若くても柔軟性に乏しい目があるのです。つまり、ピント合わせの力(量)と、その柔軟性は別物というわけ。
ここはとても大事なポイントです!

さらに、遠視であることがこの問題を増幅させていたのです。
遠視であるため、ピント合わせに余分な負荷がかかります。若い野村さんであっても、疲れやすい目になっていました。

つまり、野村さんの目のようなケースでは;

ピント合わせの力 > 遠視の度数 → はっきり見える! 

が成立しなくなるのです。

特に、ピッチャーは、精神的にもストレスを抱え込みやすいハードワーク・ポジションです。目を酷使し、手元→キャッチャーのサイン→塁上のランナー→キャッチャー→手元…などなど、見る距離の変化に応じて、始終ピントを合わせたり、ゆるめたりしなくてはなりません。
見ようとするものが、意に反して急にピント合わせしづらくなれば、気分的にもストレスをため込むことになります。

実際、こういった目のスポーツ選手は少なくなく、視力は良いので大丈夫だと思っていたら、遠視の影響で集中力に乏しかったりします。

試合中見にくくなるわけをこのように彼に説明し、まず、普段は遠視のメガネをかけ、目をリラックスさせることを薦めました。また、ピント合わせの柔軟性を回復するトレーニング法を教えました。

彼はトレーニングをいつも登板前におこなったといいます。試合以外ではメガネも掛けました。

その年は3年ぶりに二桁勝利。

写真は、2001年通算100勝目を巨人戦で達成したときのものです。

Nomura



遠 視 |

ピント合わせ力との関係 

遠視は「遠くが視える」って書きますから、遠くがはっきり見える目なんです。
たしかに基本はそうですが、そうでないときも、実はあるんです。

そもそも遠視の目は、ピント合わせ機能を駆使して、はじめて文字通り網膜にピントが合う。つまりはっきり見える。ですから、遠視の度数とピント合わせの力の'関係'により、見え方は変わります。

遠視


その'関係'は、こんな不等式になります;

(1)ピント合わせの力 > 遠視の度数 → はっきり見える!

(2)ピント合わせの力 < 遠視の度数 → 見にくい!ボケる! 

(1)ピント合わせの力が、遠視の度数よりも大きければ、視力は良いわけです。特に年齢が若いとき、ピント合わせの力は豊富ですから、よほど遠視の度数が強くないかぎり、視力が良いケースが多いのです。

(2)ピント合わせ機能は、水晶体や毛様体筋のはたらきですが、残念ながら、私たちが誕生日を迎えるたびに、その力は減少していくのです。
若いときには視力に影響がなかった遠視が、年と共に負担になってくることも考えられるわけです。
遠視の度数が、ピント合わせの力を超えていると、いくらピント合わせを頑張っても、きれいな映像は網膜へ届かない。つまりボケてしまうのです。

この関係は、見る目標物の距離などによっても微妙に変わっていきます。
その辺については、また後日書きます。



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